NASデータストレージソリューションの可能性について(by ぴんぐさん)

次々と開発される新しい技術により、データの転送は高速化する。大きなデータの交換、 転送、保存もスムーズに。しかし、ファイルサイズはますます大きくなり、ハードディスクはいくらあっても足りない。となっていないだろうか。企業において、急速に増大しているネットワーク環境でストレージ不足は深刻な問題であるといえよう。 データストレージのリーダー企業としてはEMCとNTAPが挙げられる。EMCはハイエンド、NTAPはローエンドの商品を出しストレージマーケットを拡大している。ハイエンドとはストレージエリアネットワーク(SAN)、ローエンドとはネットワークアタッチストレージ(NAS)のことを意味する。 もちろん、それぞれに長所と短所がある。 SANはNASにくらべると高価。大規模なデータベース、検索エンジンなどでは高速なアクセスが求められるならば、SANが適しているだろう。但し、SANは独立したネットワークアーキテクチャを採用しているらしく、システム管理者の負担は高くなる。 コスト面ではNASが有利。LANに繋ぐためのケーブルさえあればよい。商品によってはわずか10分ほどでLANに接続できるらしい。 ここではNASについてもう少し。NAS市場におけるエントリー、ワークグループ分野の収益は2003年にはNAS市場全体の半分以上の50億ドル以上になるのではと思われている。 ちなみに2000年は15億ドル程。 NASはサーバーに付随するのではなく、直接ネットワークに接続するので、既存PCサーバに高価なストレージを増設するより安価にネットワーク上のリソースを拡張できる。 サーバーを持たないPCが数台のSOHO環境(peer-to-peer)ではファイルサーバーとして、 小規模、中規模のワークグループ環境ではネットワークサーバはアプリケーションだけに 機能を分離することができるようになる。ネットワークの規模、管理者の有無、や既存サーバに依存しないで導入ができるのがありがたい。 現在のところNASがSANに対して劣るところは転送速度がやや遅いところ。しか し、数年後には企業内のLANのスピードはギガビットになるし、ファイバーチャンネ ルのポートを持ったNASも存在する。ローエンドでの運用には問題はないだろう。

  ひとつのネットワーク上にNAS、SANの共存も可能である。SANを強固なストー レージマネジメントシステムとして、NASをクライアントからのファイルシェアリング システムとして運用することが出来るだろう。

NAS関連企業

Network Appliance Corp.(NTAP)

Maxtor Corp.(MXTR)

Bell Microproducts (BELM)

Cobalt Networks,Inc.(COBT)

Auspex Systems, Inc. (ASPX)