半導体株
決算の見方。私が決算と言っているのは、
一株当たりの利益=利益/株数
のことであり、
PERとは、現在の株価を一株当たりの利益で割り算したもの、
PER=現在の株価/一株当たり利益
であり、この数字が高いと現在の株価は利益に対して高すぎるということになり、低いと割安ということになる。大体の感覚的なものでいうと
PER 70以下 結構安い
PER 100以上 ちょっと高い
PER 200以上 もうすぐ利食いか
PER 400以上 かなり高い
という感じである。
まず最初に:一昔前までは、半導体とはパソコンの中身に過ぎなかった。よって、パソコンの売上速報などにすぐさゆうされた(株価が)。しかし、現在の新通信世界では、半導体は携帯電話の中身、各種インターネット機器の中身、ロボット工程管理などあらゆる分野で使われるようになった。特に通信用半導体の伸びにはすざましいものがあり,下記に記すように利益が一年間で2倍や3倍に増えている企業や、これから2〜3倍、又は赤字が大幅の黒字へと転換している企業がたくさんある。以下に紹介したい。
LRCX(LAM RESEARCH)−半導体製造装置で、ウエハの大型化につられて上がっているようです。どうも本業がその分野のようです。去年の一株利益$1.34から今年はいきなり$3.64に利益が伸びる予定です(決算6月)。PERは100くらいですが、6月の決算で一気に30くらいになるはずでまだ割安となるでしょう。
SILI(SILICONIX)−通信用半導体(携帯電話)、又は自動車用半導体などアナログ半導体のパワーICを作っている。人間の動作(声、ハンドルさばきなど)はアナログであり、それを増幅する(携帯電話、自動車の加速時など)などの分野であると思われる(自動車)。財務が物凄くいい、一株当たり利益が$4.83でPER54でありかなり割安だと思われます。
CMOS(Credence Systems Corp.)−半導体テスト器具を開発販売する。去年まで一株利益$0.91だったのだが、今年の10月の決算では$2.92の予定であり、このままだとPER30位になってしまい、割安になる予定になっている。来年の予想が$4.4であるから、PERはあまり高くならないだろう。
A(AGILENT TECHNOLOGY)−半導体を含む、元ヒューレットパッカード(HWP)の計測器部門、一株当たり利益$1.35でPER60とまだ低い。
AMAT(APPLIED MATERIAL)−半導体製造装置最大手、誰もが良いと言う会社だ。半導体を作るにはたくさんの薄膜を積み上げていく、そんな微細な製造工程を可能にする。一株当たり利益は$1.89、PER88、来年の決算予想が$4.35。
ALTR(ALTERA CORPORATION)−プログラム可能なアナログ半導体(プログラムでこのように動けと入力するとその通りにしか動かない、ロボット管理などでも使われる)で結構有名だ。一株当たり利益が$1.08 PER68で今年の決算は$1.5で来年$2.0と堅調に上がっている。
CY(CYPRESS SEMICONDUCTOR)−プログラム可能なアナログ半導体(プログラムでこのように動けと入力するとその通りにしか動かない、ロボット管理などでも使われる)及び、USB(最近のパソコンに標準装備されている外部接続端子)をインテルから委託され、製造している、さらにはブロードバンド半導体まで手がける。一株利益$0.8今はPER48で、今年の決算は$1.5、来年の決算は$1.91の予定となっており、割安になりそうでPERは段々下がって行くと思われる。堅調に上がっている。
SSTI(SILICON STORAGE)−フラッシュメモリ(たくさん記憶し、一気に、瞬間的に全てわすれることができるのが特徴)の会社で、ライセンス提携のパートナーがIBM,モトローラ(MOT)、三星電気、三洋電気、セイコーエプソンという結構な顔ぶれで、決算は去年は−$0.17の赤字ですが、今年は$1.52となり、1500%の上昇となり、来年は$2.1と堅調に利益が伸びる予定になっています。
AHAA(ALPHA INDUSTRY INC)−無線通信などに使われるGaAs(ガリウムヒ素)半導体ICなどを供給している。財務はよく、決算が$1.33でPERが100くらいですが、この分野は飛躍的に伸びているようなので、成長性と言う意味で買われる可能性がある。
TQNT(TRIQUINT SEMICONDUCTOR)−無線通信などに使われるGaAs(ガリウムヒ素)半導体ICを供給している。財務は、一株当たり$1.09でPERは211と高いが、今年の決算では$$1.37、来年は$1.9となり、この分野は成長しているため、AHAAと同様買われる可能性がある、しかし、少し高いかもしれないが、こういうほうが買えって上がったりすることもある。
CREE(CREE INCORPORATED)−SiC(SiliconCarbite)を使った発光ダイオード(半導体の一種です)を作っている地球はSi(Silicon)で出来ているといっても過言ではなく豊富なので、比較的安いC(炭素=カーボン)はどこにでもあるなので、GaAs(ガリウムヒ素)などに比べると安価に供給できると考えられるGaAsまたはInP(インジウムリン)なども発光する。財務は、$0.59でPERは304と高いが、最近人気のある株である。今年の決算では$0.75、来年1.07でそんなに伸びは期待されていないようだ。需要が伸びれば別だが。
PMCS(PMC-SIERRA INC) LU(ルーセント)やCSCO(シスコ)に通信用半導体を供給している。一株利益$0.59でPER258であまり安いとは言えないが、結構LU(ルーセント)やCSCO(シスコ)が顧客と言う事で有名である。
NVLS(NOVELLUS SYSTEM) 半導体を作る場合、薄膜(薄い膜)を何層も重ねる、そのような時の膜生成のための装置を作っているAMAT(Applied Materials)などと似ている。一株利益は$0.64でPERは86で、今年の決算が$1.58で3桁成長で来年は$2.05となり、このままだとPERはかなり低くなる。
KLAC(KLA TENCOR) この会社は半導体作成工程における工程管理などを行う装置を開発している。不良品解析などを行う。一株利益は$0.72でPER97くらいだが、今年の決算で$1.07、来年で1.65と順調に伸びて行きそうである。
INTC(INTEL) かの有名なインテルである。インテル入っている(Intel Inside)のインテルだ。やはりこの会社ダウ30銘柄に採用されるだけあって、財務が良い。一株利益$2.11でPER53、で今年の決算が$2.81、来年$3.32と良い。
AMD(AMD) インテルの最大の敵である。インテルのCPUと同じ動作をするCPUを作っている。この会社ずっと赤字だったが、最近やっと黒字になった。今年の12月決算ではなんと$1.77の黒字予定となっている、これを見ると、今かなり割安に見える。ちなみに来年の予想は$3.12とすごいことになっている。確かにAMDが入っているパソコンは急激に増えている。なお、フラッシュメモリなども作っている。デジタルカメラなどにフラッシュメモリは入っているし、ロボットや、パソコンにだって使われる。
AMCC(Applied Micro Circuits) ブロードバンド半導体(いわゆるケーブルなど速いインターネットに対応する半導体)で急激に伸びている会社である。BRCM(Broadcom)と同業と考えられる。最近この分野が急に注目されてしまったため、一株利益$0.54に対しPER439とかなり高くなってしまった。しかし、しょっちゅう決算が上方修正されており、格上げなども多い。
BRCM(Broadcom) AMCC(Applied Micro Circuits)と同様ブロードバンド半導体を作っている、こちらも、決算$0.36に対し、PER484とかなり高くなってしまった。
VTSS(Vitesse Semiconductor) GaAs(ガリウムヒ素)半導体を中心に通信用の半導体を作っている。決算$0.47に対しPER142で、50%程度の成長を続けている。
PWAV(Powerwave Technologies) 高周波半導体と呼ばれる携帯電話用の半導体を作っている。この半導体は携帯電話の信号を増幅すると共に、ノイズなどをカットする役割をもっていて、必ず携帯電話に入っている種のものだが、この会社の高周波半導体は携帯通信の中継点などで使われているそうである。この会社は、AT&T、BellSouth、VodafoneAirtouch,GTEに製品を納入している。決算は$0.98でPER110くらい、今年の12月決算が$1.43の予定で来年は$1.85の予定であるから結構良い。
RFMD(RF Micro Devices, Inc.) PWAV(Powerwave Technologies)と同様に高周波半導体を作っている、納入先がNOKIAであるNOKIA(NOK)は世界最大の携帯電話会社であるから、強いと思われる。決算は$0.54でPER180であるのでちょっと割高だが、NOKIAがついているという事は強い。来年は$0.79の予定だ。
ANAD(ANADIGICS, Inc.) PWAV, RFMDと同様に高周波半導体を作っている、納入先がERICSSON(ERICY)である。決算は$0.15でPER937とかなり割高になっているしかし今年の12月の決算が$0.97であるから、PERはグンと低くなるはずであり、来年は$1.37であるので堅調に伸びている。
ADI(Analog Devices, Inc.) 広範囲で使われるアナログICまたはDSP(高速処理デジタル半導体)などを作っている会社。通信、コンピュータ、飛行機まで応用範囲は広い。財務は、$1.42でPER90であるが、今年の10月決算で$1.96、来年の決算で$2.58という予定であることから、PERもそんなに心配要らないと思われる。
MXIM(Maxim Integrated Products) パソコンから、携帯電話、ビデオ、ブロードバンド通信、衛星通信まで、あらゆる分野でのアナログ半導体製造業者で、財務も非常に良い.$0.71でPER76で、今年$0.86であり、来年は$1.09そんなに伸びていないという感じがする。あまり大幅に上がらないかもしれない。
LLTC(Lattice Semiconductor) リニア半導体というものを作っている、このリニアというのは正比例すると言う意味と思われる、なぜなら、この会社の製品は、温度、圧力、重さ、位置、光の強さ、音の大きさ、速さなどの物理的な量を計測するとあるからだ、これらの物理量をリニア(正比例)に電流などに変換するICなどを作っている。財務は一株利益$1.41、PER72であり、今年の6月決算$1.64、来年$2.03くらいであるから、それほど急激には伸びていないので、急激にあがらず、ゆっくりだと思われる。
MCHP(Microchip Technology Inc.) 特注のICなどを作る。また、EEPROMなどの不揮発生メモリ(電源を切っても消えない)も作っている。OA機器や、通信など色々な分野で特注のICを作るようだ。財務は非常に良い、一株利益$1.05でPER46である。今年の決算が$1.26で、来年は$1.69と40%程度の成長を続けるようだ。今はまだ安いように見える。
ATML(Atmel Corporation) 不揮発生メモリのプログラマブル半導体(大量のデータを入力して、読むことができるが、消す時は一瞬で消す事ができるのが特徴)を作っている。財務は$0.4、PER98となっている。今年の12月が$0.85、来年が$1.4であるからかなりの成長性でありPERはどんどん低くなりそうだ。良さそうだ。
MOT(MOTOROLA) 基本的に携帯電話及び携帯電話の内部の半導体などを大量に作っていることで有名である。また、アップルのコンピュータの頭脳(CPU)も作っている。この会社は明らかに財務が良い。今は$1.31でPER112となっているが、今年の12月決算は$3.16であり、来年は$4.25の予定であるから、PERはどんどん低くなり、買いたい銘柄だ。
XLNX(Xilinx, Incorporated) プログラマブル可能な半導体(命令を書き込むとその通りの動作をする)を作ると同じにプログラム用ソフトなどを作っているようだ。財務はまあまあといったところで$0.64で PER101だ。しかし、今年$0.7、来年$0.95と予想決算があまり伸びていない。あまりあがらないかもしれない、どこかで天井を打つかもしれない。しかし、この会社は結構有名で、名前は知られている。
LSCC(Lattice Semiconductor) これもXLNXと同業でプログラマブル半導体とソフトを作っている。財務が非常に期待できる。今は、−0.73であるが、今年の12月に$1.98となり、今のままだとかなりPERが低くなる。来年も$2.55と予想はすごく良い。
TXN(Texas Instruments) かの有名な携帯電話の中身(DSP)で大成長した会社である、DSPと呼ばれる携帯電話部品を中心に半導体を作っている。財務は非常に良い。今は、$1.68、PER80で今年の12月の予想が$2.3で、来年が$2.9であるから、確実に成長をする予定で、PERもなかなか高くはならないだろう。
LSI(LSI LOGIC) この会社は特に通信用半導体、又は、半導体のほとんどの製品を作っているようだ。プリント基板(パソコンの中の緑のボード)なども作っている。財務は$0.51でPER101今年の12月に$2.29と約現在の4倍の決算になり、PERはかなり低くなるはずである。これはすごい。来年も$3.16という予想なので、成長性も高そうだ。